雑誌POPEYEで連載していた対談連載「星野源の12人の恐ろしい日本人」をまとめたのが『星野源雑談集1』。
「雑談の中に本質がある」ということで、連載用に2ページに編集したものとは違い、編集を加えずテープに収録された生の会話をそのまま文字に起こした大ボリュームのフルバージョン。
源くんと12人との雑談で337ページ。
源くんと雑談しているのは掲載順に…
笑福亭鶴瓶(落語家)
レイザーラモンRG(お笑い芸人)
山下和美(漫画家)
武本康弘(演出家)
みうらじゅん(漫画家)
西川美和(映画監督・脚本家)
塚本晋也(映画監督)
小島秀夫(ゲームデザイナー)
三木聡(映画監督・演出家)
小野坂昌也(声優)
宇多丸(ミュージシャン)
ケンドーコバヤシ(お笑い芸人)
という12人。
連載時のタイトル「星野源の12人の恐ろしい日本人」は、「12人の怒れる男」という陪審員制度を題材にしたアメリカ映画(シドニー・ルメット監督)へのオマージュである三谷幸喜監督の「12人の優しい日本人」に由来するものと考えられます。
中学生の頃、深夜放送で「12人の優しい日本人」を見て『俺は今ものすごい面白い映画を観たぞー!』と興奮したそう。
雑談相手は源くんの敬愛する面々がオファーされたようで、どの会話も弾んでいる印象を受けます。
なかでも巻末のケンドーコバヤシさんとの雑談は、これは間違いなく必見・必読。二人とも「これは一部の人には教科書的な内容」としています。
本のタイトルが「雑談集1」なので、ひょっとすると「雑談集2」も出るかも知れません。しかしながら今の源くんの多忙さを考えるとなかなか難しいか。5年後、10年後の「2」を期待して待ちましょう。